レイアウト集


ここではレイアウトと掲載した初カラーアニメーション制作にかかわるいきさつを述べています。通常レイアウトは色鉛筆を多用しますがシュナは原作の色を重視しているので単色です。

レイアウトとは絵コンテから原画を起こす前にはじめに描くアニメーションの設計図で、絵コンテでは曖昧だったキャラクターの大きさや遠近法などをキャラクターが動く範囲やカメラワークを考慮して再構築した絵です。華々しい映像が混在するアニメーションの世界でレイアウトなんて地味なものはほとんど陽の目を浴びませんから、面白いかと思って載せてみました^^。                                        


カット2ーカット1はタイトルですのでカット2からです。



カット3−「武器を手放せばあなたもたちまち狩られてしまう。」



カット4−減らそうと思えばいくらでも枚数減らせるという典型例です(笑)。



カット5−やはりスキャナーで取り込むので、動きがずれてガタついてます。



カット6−作画時にはキッチリ合わせて描きますがスキャン時にズレる;;。



カット7−絵コンテからレイアウトに起こす時にかなり修正した絵。



カット7/8−追加カットその1オリジナル。*追加カットは絵コンテにはありません。



カット8/8−追加カットその2。ACで前のカットの続き。同じくオリジナル。



カット8−この作画方法では本来動きが速いのですが音に合わせて低速です。



カット9−追加カットその3。オリジナル。リミテッドにしてはまあまあ...;;;。



カット10−追加カットその4。諸事情で手前の渡し木が入れられませんでした。



カット10/11−1コマ作画の速い動き。これは私の趣味で描いてます。速い動きが好きです。



カット11−色塗りの途中で銃の発射装置がない事に気づき慌ててその場で付け足しました。


短編予告編シュナの旅ー合成なしのリミテッド映像


大御所サイト、もーりさんのエイプリルフール企画用に作られた超短編予告編「シュナの旅」。何とも不出来で「あっけない...!」の一言に尽きます。テレビアニメの手法を使っていかに映像を節約したとはいえ、今まで鉛筆で作画だけやってきた私には、アニメのすべての行程をひとりでやってみると膨大な時間と手間ひまがかかる事が分かりました。ー自分には作画と演出の能力が欠けている事も(笑)。もーりさんからエイプリルフール企画の話を聞いた時、私はシュナの旅を映像にしてみたいと思いました。その時はそれがどんな貧弱な出来になり、どんな大変な作業になるかも分からないまま、気楽に考えていました。

映像のフレームサイズは劇場版のビスタサイズ(16:9、こちらの方が作画慣れしているので)ですが、動きはテレビアニメとほぼ同じリミテッド・アニメーションの動きです。たった30秒強の映像ですが、なにしろ「TV放映決定!」のテロップをでっち上げるのですから(笑)。けれども演出(絵コンテ)の段階からもう何かが間違ってました。せっかくの名作、リミテッドを使ったのは間違いだったなと。現実を思い知らされたのは、初めて使用するアニメソフトでの制作。何よりも演出や動きそのものより、莫大な容量を食うPhotoshopでの作業で、「果たしてホームページに載せられるファイルサイズに収まるの?」という不安ばかりが先走るようになり、焦りに焦り、「試しに作ってみた。」程度の仕上がりにしかならず、作った本人自身呆気にとられてます(*_*)。あとから「このファイルサイズならまだ入れられる。」と、分かって、追加カットを増やしてはいますが、この動きと演出の未熟さ、出来上がってしまった以上、もう修正は効きません(*_*;)。動きをもっとずっと大胆にした方が良かったです。

初カラーアニメは合成という作画が出来ないアニメと対峙する結果ともなりました。合成が出来ないと、完全に静止したカットか、全てが動いているカットかの2選択しかないのです。これは作業していて大変痛かったです。仕方なく完全に静止させたカットなどが気になって仕方ありません。「合成が出来ればああもこうも出来るのに...!」と、たいした映像ではないことは分かりつつも、つい未練がましく思ってしまいます。使用したソフトは現場と同じような映像を再現するには無理があり、また、私の初めてのソフトに対する理解度や、スキャナーの利用方法、Phtoshopなどの扱いが全く未熟でした。そんなわけで、通常のアニメーション制作現場と同じような凝った演出が出来なかったのは事実にせよ...。もーりさん、、、処女作ということで許して下さい;▽;。止メのカットが痛くて、全体的に動きがのろいとか、ガタガタしているとか、ずらしてコピー(通称ズラトレ、笑)を多用しているとか、欠点だらけで本当にすみませんです(汗)。
        アッサム



































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