「その川の名は」

「ハク聞いて。私小さい時川に落ちたことがあるの。」

制作行程

原画　初めは月を左に置くつもりでいたのですが　月の資料があったので月を右に持ってくる事に　逆光気味になったので影も描き変えました　赤い部分はハイライトです　描き変えをしたため、線が汚れてしまいました（汗）

上の絵をトレスしたもの　原画では千尋の口は閉じていますが　ここでは開いています

今回は夜の場面なので初めにグラデーションツールで全体を塗って月を描いて月光の強さを意識しながらベタ塗りしました　いつもこの手順だと光の加減や背景の様子が分かって色が選びやすいのですが　グラデーションツールを使うと透過されたキャラクターごと塗りつぶされてしまうので　処理に時間がかかります　やはりキャラクターは二階調化出来るペンが便利です　私のように鉛筆ではなく　ペンを使える方はそちらをお勧めします

背景を描きます

雲全体の色のトーンを落とすために　雲レイヤーの塗りのパーセンテージを下げて濃さを調整します

仕上げです　空を飛んでいるはずなのに、水の中にいるような感じを出したかったので、雲の形を整えたのち、キャラクター、背景それぞれに違った濃度でグリーンのフィルターをかけました