千と千尋の神隠し



「私に八つ裂きにされてもいいんかい!」
「千と両親を人間の世界に戻してやって下さい。」坊を取られて誰の言葉も耳に入らないほど狂乱している湯婆婆の前でも穏やかな表情のハク。自分の身も顧みらず、千尋を助けようとする優しいハク...。
「日没まで」
日暮れまで働く千尋をそっと見守るいとしい白い竜。べた塗りしたしたハク竜も描いたのですがいろいろ考えた末透かしました。ハクは時々こうして千尋を見守っていたかもしれませんよね^^。
「ババ抜き」
湯婆婆に内緒でみんなでババ抜き。釜爺「ホイ。」リン「うっ...ひでえ。」本当は花札にしようと思っていたのですがあれは三人でしか出来ないので...^^;;;。
「まあみっともない娘が来たもんだね。」
小さいものばかり描いていたのでその反動で大きく描きたくなりました;;;。湯婆婆の部屋に入ろうとして「ノックもしないのかい。」と、喋るドアノッカーの前で凍りつく千尋。
「そよ風」
「ハクの夢は何なの?」「大切な河をずっと守る事だよ。」もっとにぎやかな場面にするつもりだったのですが二人を描いたら誰も入り込めないオーラが...。
「契約」
なぜか婆婆がとても描きたくなりました。湯婆婆がどん欲でなくて、千尋がもっとしっかりしていたら面白くない話になりそう...そう思いつつ描き続け...これはどちらかというと銭婆ですね(笑)。
「おいで。」
誰もいないがらんとした部屋でハクは本当のハクになる。今まさに舞い上がる瞬間、手を差し伸べる千尋。「つないだその手を離さないで。」
「宴(うたげ)」
ハクが油屋で自由に振る舞えていたなら、かなり違った物語になりそうです。千尋をエスコートする事だって(笑)。この場面の小物や建物を描いたり色合いを考えていたら、中華街を思い出しました^^。
「飛行夜明け」
ダイブのあとの後ろ姿の二人を前から見た絵を描いたつもりなんですが...肝心の表情がなかなか思い通りにいかなくて^^;;;。この後月光や涙の雫を入れたりしたんですがポッカリした空間が失せてしまい削除です;;;。
「日没」
「愛じゃよ、愛。」と釜爺は言ってますが、ハクと千尋は愛を超越した何かもっと特別な絆で結ばれている気がします。そしてその絆の糸もまた蜘蛛の糸のようにとても儚く細い気がしてならないのです。
「ひかり」
「再び」の曲に作詞をつけた歌を初めて聴いた時にこの絵をイメージしました。*映像でこの場面は顔のアップしかないので壮大なこの曲にそぐわない稚拙な絵で皆さんのイメージを壊さないといいのですが...
「もとの世界へ」
豚にされていた両親が何ともないのに呆気にとられる千尋。こののち後ろを気にしつつ、ふり返りかけ、それを振り切ってもとの世界へ...。
「夏の雪」
季節はめぐり、あの夏がまたやってきた...。ハクもこうして千尋を、油屋を、思い出しているのではないでしょうか。彼には小さくてもいい、蛍のいるような清らかな川に宿ってほしい...。
「大湯初仕事」
この表情はジブリヒロインとしては大ヒットですね(笑)。「成長しないドジな子。」千尋にはヒロイン以上の親近感を感じます^^。
「幻の時間」
互いを知った時からあっという間の出会い、別れ。ゆっくり会話する時間も持てなかったふたり。せめて最後はゆっくりね...そんな思いを込めて描きました。一見泣いているようにも見えますが、ハクがいてくれたこと、その存在の証をしっかりとその胸に刻み込もうとしている千尋です。
「透けゆく千尋」
「怖がるな。私はそなたの味方だ。」「イヤ イヤ イヤ!」嫌がる千尋を静かにさとすハク。「大丈夫。食べても豚にはならない。」
「追憶」
ふわりと何かが体の中で浮かび上がる一瞬の間。幼い千尋の、はるか遠い過去の感覚が蘇る時、奇跡が起こる−。
「油屋」
文字通り、湯婆婆の城。この巨城の主から解放された時、ふたりは未来にどんな約束をして別れるのでしょうか^^。「また、会える?」「うん。いつかきっと...。」
「その川の名は」
ハクの背に乗りながら幼い頃の記憶をたどる千尋。千尋の「コハク川」の言葉にハクが解放される直前の場面です。「これから爆発したような何かが起こりそうな予感」...そんな瞬間がたまらなく好きです。
「さかまく風の中」
帰り際に銭婆にお礼を言う千尋。この頃ちまちまと漫画を描いていたその反動でどアップが描きたくなって。
「油屋の守り神」
式神を追う千尋とハク竜です。油屋の中に邪悪なものがはいってくることも多々あったでしょうね。ハクはそういった異形のものを退治する役目も担っていたのではないでしょうか。
「白い竜」
湯婆婆の前での冷淡な表情とはうらはらな、千尋の前では本当は心優しい持ち主のハク。名前をうばわれ、行き場を失った河の神様の真の心の中は...悲しく、そして、限りなくあたたかい...。
「真実の名前」
アルバム曲の「千尋のワルツ」からイメージした絵です。互いの顔が一枚の絵に収まるよう、角度を変えて描いています。かなり初期のものですが、ハクが名前を取り戻すこのシーンは大好きでとても描きたかった場面なので、技術が未熟でも愛着があります。また描きたい場面です。
「舞いあがる鱗」
初めてアナログの背景を取り込んだ絵。ガッシュで描いたらコテコテになってアンバランス(*_*;)。修正出来るようにデータが残っていたら、いつか直したいです。直視出来ない;;。

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